はじめに
高島市議会議員の早川浩徳でございます。
日頃は温かなご支援をいただき、誠にありがとうございます。
私は、これまで首都圏や関西圏で、IT関連のシステムエンジニアとして長年仕事をしてきました。また、大学、大学院と私が学んできた遺伝子工学やバイオテクノロジーの観点から、高島市には発酵食品などこれから可能性のあるものが多くあります。
これから来るべきデジタル時代の重要なことは、既存の価値あるものをIT技術など新しい技術と融合させることでこれまでにはない新たな価値とそれを元にしたビジネスを生み出すこと、それによって新しい暮らしを作っていくことであると考えております。
私は、新たな時代に向けて全ての人が取りこぼされないよう高島市、社会全体をスムーズに移行させ、安心して将来を描ける新たな時代を切り開いていきたいと考えています。
高島市が抱える人口減
全国で人口減少や少子高齢化が問題となる中、私の住む高島市でもこの問題は大きな課題となっており、今後持続可能な自治体を作っていく上で解決すべきものとなっています。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、本年2月末の人口47,456人が、2065年には21,000人程度まで減少すると言われています。
新たな時代への変化に直面して
今、世界的に新型コロナウイルス感染症の流行が続いており、経済活動が大きな影響を受け、不安や心配を抱えておられる方も多くなっています。
そういった中で、コロナ後を見据えた新たな変化が起こり始めています。それが政府が進めようとしているDX(デジタルトランスフォーメーション)をはじめとするデジタル時代を見据えたものです。
IT技術の進歩とともにインターネットを介して時間と場所を超えてさまざまな人がつながることで新しい働き方や暮らし方が行えるテレワークなどもこうした変化にもたらされる新しい働き方の一つです。
見直される地方の価値と高島市
こうした新しい働き方、暮らし方の拡大の中で地方の価値が再び見直されています。利便性の高い都市部から心の平穏とゆとりを持った生活にシフトする「都市部から地方へ」といった動きが始まっています。
私は、豊かな自然と京阪神から程よい距離を保つ高島市は、この新たなデジタル時代に価値ある地域の一つであると考えます。
さまざまな人がインターネットを通して、これまで高島市で出来なかった仕事を始める、世界中の多くの人と繋がる中で新たなビジネスを生み出すこと。そして、そういったビジネスと高島が持つ既存の価値あるもの(自然環境、発酵食品、繊維など)とをいかに結びつけ、相乗効果を得ること。これが非常に重要です。
新たな産業の柱を作り、持続可能な自治体へ
人が暮らしていくためには、「働いてお金を得る」ことが必要です。
新たなデジタル時代を活かして新しいビジネスの場、新しく産業の柱を作り、多くの若い世代が暮らし続けることができるまちを作ることで現在高島市が力を入れている子育て施策など多くの施策が真の意味で効果を発揮するはずです。
それによって、本当の意味での持続可能な自治体となることができると考えています。