【土肥こうすけ】活動レポート

土肥こうすけ草津市議会議員

はじめに

新年度を迎え、はや1ヶ月が経過しようとしていますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

長引くコロナ禍でつい家にこもりがちになりますが、木々の芽吹きを感じる季節になってまいりました。

心身ともに健康を保つためにも外の空気を吸う機会を増やしてみてはいかがでしょう。

市民の皆様の健康増進と利便性向上をめざした「歩きたくなるまちづくり」を一層推し進め、実現に努めてまいります。

今年度もご指導ご支援のほど宜しくお願いいたします。

さて、今回は草津市議会令和32月定例会で議決されたことや私の一般質問について抜粋して報告いたします。

 

2月定例会での一般質問

今回の一般質問では、行政が多用する「歩いて暮らせるまちづくり」という言葉の定義と、そのまちづくりの進捗を問いました。

また、進捗が芳しくない理由について私見を述べ、「歩いて暮らせるまちづくり」から「歩きたくなるまちづくり」への転換を求めました。

質問と答弁の概要は以下のとおりです。

 

土肥こうすけ

草津市における「歩いて暮らせるまちづくり」の定義は?

市の答弁

概ね1kmの徒歩圏内に、健康・医療・福祉・交流・商業・公共公益機能を利用するすべての行為が市全体で行なえる状況を指しています。

土肥こうすけ

いまの答弁どおりのまちづくりが実現していると捉えているか?

市の答弁

取組を進めているが、まだまだ十分といえない状況です。

土肥こうすけ

このままでは、いつまで経っても「歩こうと思えば歩けるまち」から脱却できないと考えている。

身近に自家用車という便利なものがあり、バスの本数が極めて少ない現状では、移動手段として「徒歩」または「自転車」を選択する人は限られてくる。

そのことは、内閣府が実施した意識調査でも明らかになっている。「歩く」という行為を、手段ではなく目的にしなければならない。そのためには、第一に歩行路が安全であること。そして歩くことに退屈しないことが重要。

楽しくなければ続かない。つまり「歩いて暮らせるまちづくり」の実現には、歩きたくなる仕掛けが必要と考えるが、市の見解を伺う。

市の答弁

ご提案の通り「歩きたくなるまち」にしていくことは大変重要と認識しています。

立地適正化計画、地域再生計画、公共交通網形成計画に基づく施策を展開し、まずは外出したくなる、そして歩きたくなる、そんな魅力的なまちづくりをしてまいりたいと考えています。

 

歩きたくなるまちづくり」の実現によって、市民の健康寿命の延伸・介護や医療にかかる財政の負担減・温室効果ガス排出の低減など、様々な効果が期待できます。

私は、中心市街地だけでなく、草津市のどこに住んでいても利便性を実感できるような、歩きたくなるまちづくりを目指してこれからも行政に提言を続けてまいります。

 

令和3年度予算について

令和3年度予算案は、新型コロナウイルス感染症の影響により、非常に厳しい見通しのもと編成されました。

個人市民税は11年ぶりに減少に転じます(前年比▲8.2%見込み)

また、法人市民税は税率改正の影響もあり、2年連続で減少となります(前年比▲38.8%見込み)。

減収によって市の財政が厳しいということは、それ以上に厳しい状況におかれている市民の方が増えているということです。

たとえ厳しい財政状況にあっても、コロナを理由に必要な事業が縮小され、市民生活に支障をきたすことのないよう、議員個人としても会派としても行政に強く求めてまいりました。

そして、今回の予算案を前年と比較し、十分に事業内容を吟味したうえで予算審査に臨み、各担当部門と議論を重ねた結果、私が市に求めていた姿勢を概ね示しているものと判断し、賛成いたしました。

 

令和3年度事業について

成立した予算のうち、働く仲間を取り巻く生活環境に影響のある事業内容について報告いたします。

【子育て関連事業名】
①子育て支援拠点施設運営費・・・・5,501万円
②病児・病後児保育運営費・・・・・3,440万円

【主な内容と目的】
①引き続き南草津駅前の「ミナクサ☆ひろば」を運営するとともに、5月にオープンする「ココクル💛ひろば」を開設。
総合的な子育て支援を推進し、子育ての不安を軽減、健やかな育ちを促進。
②病児保育室において、病気で集団保育等が困難な児童を保育・看護することにより、保護者の子育てと仕事の両立を支援。
4月より病児保育室オルミスにおいて送迎サービス事業を開始します。

 

【教育関連事業名】
①不登校支援フリースクール利用助成費・・・・192万円
②学校における感染症対策事業費・・・・・・1,074万円

【主な内容と目的】
①社会的自立をめざした支援体制を整え、居場所や学びの場を必要としている児童生徒が安全・安心な生活が送れるように支援の充実を図ります。
②消毒作業等を行なう学校衛生管理サポーターを各小中学校に配置し、教職員の負担軽減を図ります。
また、保健衛生用品の購入、家庭における効果的な学習のための教材の購入に充てます。

 

【福祉関連事業名】
①地域包括支援センター運営費・・・・14,621万円
②認知症施策推進費・・・・・・・・・・・・221万円

【主な内容と目的】
①地域の医療・介護・福祉の専門職や地域活動団体とのネットワークを構築し、一人ひとりの状況に合ったサービスにつなげる支援を行ないます。
②認知症の正しい理解を深めるためにシンポジウムを開催し、誰もが「我が事」として受け止められるように意識の醸成を図ります。
また、認知症の人が偶然の事故によって家族等が損害賠償責任を負った場合に補償を受けることができる「認知症高齢者等個人賠償責任保険事業(個人賠償:最大1億円)」を実施します。

 

【防災関連事業名】
①自然環境保全地区危険木調査費・・・・343万円
②緊急浚渫推進事業費・・・・・・・・・800万円

【主な内容と目的】
①市内17箇所の自然環境保全地区において、倒木によって民家や歩行者、文化財等に被害が出る可能性があります。
よって、地区内の全樹木を調査し、樹木の適正管理に役立てます。
②全国で河川氾濫等の大規模な浸水被害が相次いでいます。
市内で緊急的に実施する必要のある河川等について、樹木伐採や土砂の堆積解消を行ない、洪水や家屋浸水被害を防ぎます。

今年度は、桜ヶ丘にある調整池に接続している水路周辺の樹木伐採を10月より実施予定です。

 

【交通事業名】
①まめバス実証運行費・・・・・・・・・・・・879万円
②草津駅西口自転車駐車場建替事業費・・・・1,956万円

【主な内容と目的】
①「YMITアリーナ」「総合体育館」「ai彩ひろば」といった公共施設へのアクセスも考慮し、バス交通空白地・不便地において、まめバスの実証運行を10月より行なう予定です。
②老朽化が進んでいる草津駅西口自転車駐車場(以下、駐輪場)を建て替え、駐輪スペースを拡大し、自転車の利用促進を図ります。

なお、現・駐輪場を解体する前に仮設駐輪場を建設し、利用者の皆様にはご不便をおかけしないようにスケジュールが組まれております。建て替えが完了し、運営開始されるのは令和7年度を予定しており、今年度予算は需要調査と基本設計費等に充てられます。

 

 

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