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草津市議会インターネット中継【土肥浩資議員の質問(録画)】
6月定例会一般質問概要
令和3年6月定例会で行った私の一般質問について抜粋して報告いたします。
地震や記録的豪雨など、災害が多様化・激甚化しているいま、地域防災において消防団の果たす役割は大きくなっています。
一方で、全国的には団員数の減少に歯止めがかかっておらず、草津市においても条例で定める定員数に達していない状況が続いています。
そこで今回の一般質問では、持続可能な消防団活動としていくために、草津市消防団に支払っている年額報酬と費用弁償(出動手当)の増額と、消防自動車を運転するために必要な準中型免許取得費用助成制度の創設を提案いたしました。
消防団員の処遇改善を求む
年額報酬および費用弁償額が、いずれも全国平均額および基本交付税算入額を下回っている。
労苦に報いる額に見直すべき、と市に対して考えを問い質したところ
「年額報酬および費用弁償の増額については、団長、副団長も交えて意見を聴取しながら、国や県の動向を注視し、近隣市等の状況などの情報収集も行ない、湖南4市で消防団員の業務負担や職責に見合った額となるよう、前向きに検討していく。」
という答弁を引き出すことが出来ました。
準中型自動車免許取得にかかる費用助成制度の創設を求む
平成29年3月12日以降に取得した普通自動車免許では、現在消防団に配備されている消防自動車を運転できないため、将来的に消防自動車を運転する団員の確保が課題となります。
そこで、消防団員の準中型免許取得費用に対する公費助成制度を導入する考えはあるかどうか市の考えを聞いたところ、
「若手団員確保への期待という利点はあるが、消防自動車運用の中で団と調整しながら、制度導入の必要性を判断していきたいと考えている。」
という見解を示され、まだまだ協議を重ねていく必要を感じました。
質問を終えて
私の知る限り、消防団員の方々は報酬目当てに活動しているわけではありません。
あくまで郷土愛護の精神でもってボランティア的に活動しておられる方ばかりです。
しかし、そうした善意に行政が甘えているばかりではいけないのではないか、という想いと、団員の労苦に報いる気持ちを現すためにも処遇の改善を求めたところです。
準中型自動車免許取得助成についても、団員の平均年齢が高齢化している中、若手団員を確保する上でも有効かと考えています。
在団年数や助成額など、検討すべき項目は多岐にわたりますがひきつづき行政と話し合ってまいります。