77年目の「慰霊の日」を迎えるに当たり、犠牲となられたすべての御霊に謹んで哀悼の誠を捧げます。
沖縄戦では、国内で唯一、住民を巻き込む苛烈な地上戦が繰り広げられ、多くの県民の命、生活、文化遺産が失われました。戦争の惨禍を風化させず、その記憶と戒めを次の世代に継承していかなければなりません。
沖縄に集中する在日米軍基地の負担軽減は、我が国の安全保障全般に関わる問題です。
国民民主党は沖縄の民意を尊重した上で、日米両国の信頼関係に基づいた地位協定の見直しや非対称的な双務性を定めた日米安全保障条約の将来像についても検討を進め、二度と災禍を繰り返さない環境づくりに取り組みます。
世界及び極東では、ロシアのウクライナ侵攻、中国の海洋進出、北朝鮮のミサイル発射等により、安全保障環境が厳しさを増しています。
国民民主党は沖縄戦の全ての犠牲者、ご遺族ならびに深い傷を負われた皆様の痛みに思いを致し、77年目の「慰霊の日」に当たり、世界平和の確立に向けて、不断の努力を重ねていくことを誓います。