イベントを告知するなら「認知」から考えよう!【国民民主党学生部】

【ここがポイント】

①イベントの告知で最も大事なのは認知されること!

イベントに参加するまでの心理プロセスを意識して告知しよう!

③その心理プロセスの1つが「AIDMAモデル」

 

初めまして!
国民民主党学生部 広報局長の「うさぎの登り坂」と申します。

 

国民民主党の党員として昨年の参議院選挙後より、国民民主党の切り抜き動画・応援画像・ネットボランティア組織・ファンサイトに掲載する記事・勝手連など、いろんなものを作ったり、運営してきました。

この記事では、私が大学で専攻していたマーケティング論、そしてそれを活かして活動してきた経験から「イベント告知の効果的な方法」について、お話したいと思います!

 

参加するまでの心理プロセスを考えよう

この記事を見ている皆さんに質問です!

 

この記事にたどり着くまでにどんなことを考えていましたか?

 

たとえばTwitterから来てくださった方だと…

 

①ん?なんだ?(告知に気づく)

②ふ~ん、そんなのがあるんだ(記事に興味を持つ)

③読んでみようかな(記事を読みたいと思う)

④ちょっと今は忙しいから後で!(記事の存在を記憶する)

⑤よ~し読むぞ~!(記事のリンクを押す)

 

このような感じの方が多数じゃないかな~と思います。
(自分は③の段階で来たよ!という方、ありがとうございます!)

今挙げたのは、アメリカのローランド・ホール氏によって提唱された、「お客さんが何かを買うまでの心理プロセス」を可視化した『AIDMAモデル』に基づき作成したものです。

(ちなみにアイドマって読みます)

 

AIDMAモデルを活用することで、イベントに参加するまでの心理プロセスを段階で捉えることができ、それぞれに対応した効果的な告知方法を考えることができます。

 

AIDMAモデルの説明

それでは、AIDMAモデルを具体的に見ていきましょう!

上述した通り、AIDMAモデルとは「お客さんが何かを買うまでの心理プロセス」を可視化したものです。そして、その心理プロセスは次の5段階に分かれております。

 

①Attention:認知

②Interest:興味

③Desire:欲求

④Memory:記憶

⑤Action:行動

 

この5段階の頭文字をとって「AIDMA」と名付けられています。

ちなみに、このモデルは1920年代に提唱されたことから「古典的」と呼ばれ、1世紀が経った現在ではインターネットに対応した「AISASモデル」など様々なモデルが登場しました。

 

しかし、それらのほとんどはAIDMAモデルから派生していることがほとんどです。

様々なモデルを理解するためにも、まずはAIDMAモデルを理解することが大事なんじゃないかなぁと思います。

 

AIDMAモデルの各プロセス、そして活用事例

 

ここからは、AIDMAモデルの各プロセスを具体的に説明します。

また各プロセスごとに、自分が運営している「国民民主党千葉勝手連」主催で開催した「ポスティング大会in船橋市」ではどのように活用したのか?についても説明します。

 

ちなみに、このイベントではTwitterから3名の方が来てくださいました!(しかも全員SNSでの交流が全く無かった方々)

千葉勝手連として初めてのオフラインイベントだったことを考慮すると、大成功だったと言えると思います。

(中央がはぎわら一樹さん。ご協力ありがとうございました!)

Attention:認知「気づかれないと話にならない」

 

「Attention:認知」は、お客さんがイベントの存在に気づく段階です。

 

どれだけ素晴らしいイベントを企画し、すごいゲストを呼ぶことができたとしても、気づかれなければ「参加してみようかな~」と検討すらされません

 

そのため、まずはイベントの存在、もっと言えば「イベントの告知ツイート」に気づいてもらうことを考える必要があります。

 

【活用事例】

  • イベントを告知するために使用するバナー画像を作成

 →文章だけでは目に止まりにくい!

  • バナー画像は正方形のものとした

 →タイムライン上で大きく表示され、かつ引用RTでも見切れることが無い

  • ツイート文では、ハッシュタグや絵文字を使用

 →色彩豊かな文章を作成して、とにかく目立たせる!

 

Interest:興味「どうすれば告知文を読んでくれるだろうか?」

「Interest:興味」は、お客さんが認知したイベントに対して興味・関心を持つ段階です。

 

華やかなバナー画像で人の目を惹くことができたとしても、興味を持ってもらえなければ告知内容に目を通してもらえません。

(Twitterをやってるみなさん、タイムラインに流れてくるツイート1つ1つにしっかりと目を通してます…?)

 

そのため、告知文に気づいてもらった後で「おっ!気になる!」と思わせることを考える必要があります。

 

【活用事例】

  • イベントのターゲット(誰に来てほしいか?)を設定する

 →国民民主党を支持・応援している人

  • ターゲットはどのような情報に興味を持つかを考える

 →国民民主党に関連した内容

  • 「国民民主党に関連している」とすぐに判断できる要素を考え、それを告知文やバナー画像に盛り込む

 →『国民民主党のカラー』『こくみんうさぎ』をバナー画像に、『#国民民主党にワクワク』をツイート文に盛り込む

 

 

Desire:欲求「分かりにくいイベントに来たいと思えない」

「Desire:欲求」は、お客さんが興味を持ったイベントに対して「行きたい!」と思う段階です。

 

「おぉ!国民民主党に関連したイベントやるんだ!」と興味を持っても、それが「行きたい!」に繋がるかどうかは別の話

 

イベント内容も関わってくるところですが、告知に絞って考えると「イベント内容を明確に伝える」というのが大事だと思います

(よく分からないイベントに参加したいって思う人は少ない)

 

【活用事例】

  • バナー画像・告知文には何をするのか(ポスティング)」「どこでするのか(船橋市内、飯山満駅改札前に集合)」「何時にするのか(13時から15時)」「誰とするのか(はぎわら一樹候補予定者)」を目立つように記載

Memory:記憶「忘れてしまった参加意欲を思い出させる」

「Memory:記憶」は、お客さんの「行きたい!」というイベントへの参加意欲を維持・思い出させる段階です。

 

「行きたい!」と思ってもらうのと同時に参加希望の連絡を出してもらうのが理想的ではありますが、全ての人がすぐに行動できるわけではありません。

 

特にTwitterだと「仕事のちょっとした休憩時間に眺める」といった使い方をされている方が多いと思います。

そのときに「行きたい!」と思っても、仕事が終わって時間に余裕があるときに思っていなければ参加希望の連絡は送らないですよね

 

そのため、何日にも渡って、様々な時間帯で告知が届くようにする必要があります。

 

【活用事例】

  • イベント当日まで毎日告知(1日2回)
  • ネット人口が多くなる時間帯に告知

 →「Attention:認知」にも通ずる話ですが、告知を見てもらう人が多ければそれだけ拡散されやすいということなので、それだけ告知が届くチャンスが増えることに繋がります

 

Action:行動「参加までのハードルをとにかく下げる」

「Action:行動」は、お客さんが参加に至る段階です。

 

ここも「参加希望の連絡をする」「当日、実際に参加する」といった複数の要素が考えられ、それぞれのゴールに対するハードルをとにかく下げることが大事です。

 

【活用事例】

  • 参加希望の連絡手段をGoogleフォームにする

 →Twitterアカウントが運営者にバレたくない人でも連絡できるようにする

  • GoogleフォームのQRコードをバナー画像に、リンクを告知文に付ける

 →どのように参加すれば良いか調べる手間を取り除く

  • 参加者には、当日までに複数回連絡する

 →「Memory:記憶」とも関連しますが、イベントに参加したことを思い出させるだけでなく、しっかり運営が動いていることをアピールすることで安心感を与える

 

まとめ

 

今回はマーケティング論で扱う「AIDMAモデル」をご紹介しながら、効果的な告知方法および活用事例を解説しました。

 

どんなに良いイベントを作っても、広報活動を怠ればそれを多くの人に届けることができなくなってしまいます

 

「いや~自分にバナー画像を作る能力なんて無いしなぁ」と思う方もいるかもしれませんが、そこまで凝る必要はありません。最近だとテンプレートが用意されている画像編集サイトもありますし、作ろうと思えば十分なクオリティのものを作れますよ。

 

ただ、イベントの運営ってめっちゃ大変なんですよね…

イベント内容を考えたり、参加者・ゲストなどの関係者に連絡を取ったり、必要なものがあれば作成したり…

活用事例として挙げた千葉勝手連の広報活動も、他のメンバーと協力してたからこそ可能だったわけです。

1人じゃそこまで手は回らないです。

 

なので効果的な告知、もっと言えば効果的なイベント運営を行うのに最も大事なのは、運営に協力してくれる仲間の存在なんだと思います。

 

 

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うさぎの登り坂さん