5月20日(月)琵琶湖・瀬田川のセタシジミの本年度2回目のモニタリング調査に1回目に引き続き同行させていただきました。1回目と2回目の比較では、数量的にはあまり変わらないものの、良い型(大きさ)のシジミが多く獲れたように感じます。
シジミは8mほどの竹竿の先にかごを取り付けた漁具(写真)を使う昔ながらの漁法で行っており、調査も同じ方法で行います。竹竿の先のかごを湖底に押し付け、船べりを使っててこの原理で湖底の砂ごと掻き取ります。挙げた後は泥砂など一緒になっているので、水で流して泥を除き、砂・小石や貝殻の中からセタシジミを見つけて数えます。
昔はひと掻きすればかごの中はほとんどがシジミだったとのこと。自然であり、多くの事柄が影響するので簡単ではありませんが、大きく減った資源を回復させるための現状把握の調査です。引き続き、現場を見ながらできることを考えていきたいと思います。ちなみに調査の際のシジミ掻きはプロが行っていますのでご安心を。(写真はシジミの獲り方を教えていただいたときのものです。実際にやってみると、かなり重労働であることがわかります。)